1. メニューへ移動
  2. 本文へ移動

明るい夜間戦闘

第二次世界大戦のヨーロッパ上空で繰り広げられたドイツとイギリス、アメリカの知られざる夜間戦闘の歴史や航空機、技術の紹介しています。

世界初の夜間爆撃

航空機が初めて兵器として使われた第一次世界大戦。その開戦からわずか半年も経たない1915年1月19日の夜にイギリス東南部にドイツ海軍の「ツェッペリン」L5とL6が出撃し、爆撃を行いました。これがドイツ軍によるイギリスへの初空襲でしたが、同時に世界初の航空機による夜間襲撃でした。

Gotha G IV飛行船による夜間爆撃は1916年に延べ164隻の出撃をピークに、後はゴータG.IV型双発爆撃機が引き継ぎました。

handley-page-o400対するイギリス軍も1917年4月16日から夜間爆撃を開始しました。ハンドレページO400双発爆撃機を夜のドイツの空に送り出し、1918年9月中旬の夜には40機でザール地方を爆撃し、第一次世界大戦最大の空襲を行いました。

夜間爆撃の最大の利点は、図体が大きく動きも鈍い爆撃機や飛行船の苦手とする戦闘機がいないし、対空砲火の威力もサーチライトだけでは大きく制限されるところにありました。しかしすぐに航空機に対する最大の対抗策である航空機が夜の空に飛び立つことになるのでした。夜間戦闘機として運用されても通常の昼間戦闘機となんら変わるところもなく、航空機が誕生して数十年しか経っていない当時としては、戦闘はおろか夜の空を飛ぶことすら困難でした。
イギリス軍は1915年から戦闘機の夜間使用を開始し、ドイツでも1917年からテスト運用を開始して、1918年には夜間戦闘中隊を設立しました。

世界初の夜間撃墜は1915年6月7日の未明、モラーヌ・ソルニエL型に乗ったイギリス海軍航空隊レジナルド・ワーンフォード中尉1891年8月18日海軍航空隊による、ドイツ陸軍のLZ37飛行船の撃墜でした。
一方ドイツでは1917年2月10日から11日の夜にペテルス少尉とフローヴァイン少尉が乗り込んだDFW C.V機が敵爆撃機を撃墜しました。
その後、第一次世界大戦の終わりまで夜間撃墜は少なからず報告される程度でしたが、理由は夜間爆撃自体が少ないことと、夜間邀撃の困難さからでした。

参考資料

カテゴリ:

メタデータ:

投稿者:IMAGEDRIVE
公開日時:2009年2月22日 20:58 更新日時:2010年3月13日 02:02
URL:http://www.nachtjagd.org/history/1939/1939_01.shtml

関連記事一覧

  1. 世界初の夜間爆撃
  2. 戦闘航空団夜間戦闘中隊の夜間邀撃テスト
  3. 地上レーダーの開発
  4. 地上レーダーによる捕捉