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明るい夜間戦闘

第二次世界大戦のヨーロッパ上空で繰り広げられたドイツとイギリス、アメリカの知られざる夜間戦闘の歴史や航空機、技術の紹介しています。

戦闘航空団夜間戦闘中隊の夜間邀撃テスト

Bf 109B21936年5月に複葉機とサーチライトと連動させて夜間邀撃のテストをスタートしました。1937年夏にはBf 109Bを使用して実験を開始しましたが、サーチライトで補足した鈍足の双発機は補足できるが、高速爆撃機などへは射撃位置への占位が困難との判断がくだりました。
その後も第132戦闘航空団JG 132)、第134戦闘航空団JG 134)、第2訓練航空団LG 2)で小規模なテストが続けられました。
後に空軍省が有用性を認めて、1939年2月1日付けで、初の夜間戦闘隊となる第131戦闘航空団第10中隊(10./JG 131)が発足することになりました。

1939年6月から戦闘航空団に付随する形で夜間戦闘部隊が発足。第2戦闘航空団第10中隊(10./JG 2)、 第26戦闘航空団第10中隊(10./JG 26)、第72戦闘航空団第10中隊(10./JG 72)、第11中隊(11./JG 72)、第2訓練航空団第11中隊(11./LG 2)が夜間戦闘中隊として発足しました。

  • 第2戦闘航空団第10中隊(10./JG 2)は1939年5月1日にデーベリッツ第131戦闘航空団第10中隊(10./JG 131)から編成されました。
  • 第26戦闘航空団第10中隊(10./JG 26)は1939年9月1日にボン第2訓練航空団第11中隊(11./LG 2)から編成されたようです。
  • 第72戦闘航空団第10中隊(10./JG 72)は1939年7月15日にマンハイム-ザントホーフェンで編成されました。
  • 第72戦闘航空団第11中隊(11./JG 72)は1939年7月15日にベーブリンゲンで編成されました。
  • 第2訓練航空団第11中隊(11./LG 2)は1939年8月1日にグライフスヴァルトで編成されました。

当時のドイツ空軍は3個中隊で1飛行隊、3個飛行隊で1個航空団を編成するのが基本でした。つまり1個飛行隊は9個中隊となり、この第10中隊以下は夜間戦闘専用に加えられた特別な中隊でした。
初期の使用機材はAr 68FとBf 109C/Dで、特殊な改修を施したわけでもない通常の単座の昼間戦闘機でした。

初期の夜間迎撃は敵の無線傍受や聴音機による爆音聴取で敵機の察知して発進した後は、味方のサーチライトが補足するか月明かりに照らされた敵機を偶然見つけない限り攻撃は不可能でした。
この時期は運とパイロットの目と勘に頼る頼りない夜間戦闘でした。
来るべき夜間迎撃に備えて開戦後も夜間邀撃訓練は続けられましたが、夜間飛行専用の装備もなく月や星の明かりだけでは、戦闘はおろか飛行すらおぼつかない状態でした。
その中でも車輪感覚の短く離着陸が危険なBf 109はその危険性を増大させました。

カテゴリ:

メタデータ:

投稿者:IMAGEDRIVE
公開日時:2009年2月22日 22:56 更新日時:2009年9月26日 11:53
URL:http://www.nachtjagd.org/history/1939/1939_02.shtml

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