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明るい夜間戦闘

第二次世界大戦のヨーロッパ上空で繰り広げられたドイツとイギリス、アメリカの知られざる夜間戦闘の歴史や航空機、技術の紹介しています。

地上レーダーの開発

開戦当時に、夜間戦闘の要になるレーダー技術もっとも進んでいたのはイギリス軍でした。
1937年は、地上の警戒レーダーと邀撃戦闘機との連携テストを開始。1938年末にはこの有効性を実証し、レーダー基地→戦闘機兵団司令部→戦闘機集団司令部→戦区作戦室→邀撃戦闘機飛行隊のフローを確立してゆきました。

開戦を察知したイギリス軍は「チェーンホーム」と呼ばれたレーダー基地網を建設し、操作訓練も急がれました。さらに低空捜索用レーダーの「チェーンホーム・ロウ」が組み合わされて、1939年9月の開戦時にはレーダー網はイングランドの東部と南部をカバーしました。
1940年にはさらに範囲を広げて1940年7月10日から始まる「英本土航空戦」では、ドイツ空軍に対して大きな威力を発揮しました。

しかし、レーダー網は敵機だけでなく味方機も探知するため目視で確認する必要があり、人員を配置した監視所も設けられました。これらの防空監視システムをまとめてダウディング・システムと呼ばれました。

フライアドイツ軍のレーダー開発は1934年に開始され、開戦時にドイツ空軍とドイツ海軍が設置できたのは北海沿岸に8基でした。ヘルゴラント島に2基、フリジア諸島のヴァンガーオーゲ島ズュルト島に2基づつ、ノルダーニー島ボルクム島に1基づつでした。
これらのゲマ社の警戒レーダーの試作型で「フライア」と呼ばれ、「チェーンホーム」に比べて小型で360度回転式でした。しかし高度判定はできず、索敵能力も高度8,000mで120km、高度1,000mだと60kmまで落ちました。
何よりも運用面で未熟でしたが、これら試作レーダーがのちの本格的な夜間戦闘機隊の発足を促す事態の切っ掛けになりました。

参考資料

カテゴリ:

メタデータ:

投稿者:IMAGEDRIVE
公開日時:2009年3月 3日 08:28 更新日時:2009年9月25日 01:11
URL:http://www.nachtjagd.org/history/1939/1939_03.shtml

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