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明るい夜間戦闘

第二次世界大戦のヨーロッパ上空で繰り広げられたドイツとイギリス、アメリカの知られざる夜間戦闘の歴史や航空機、技術の紹介しています。

増強される夜間航空団

バルバロッサ作戦1941年6月22日に、ドイツ軍はバルバロッサ作戦を開始しました。東部戦線の活発な動きとは関わりなく、夜間航空団は1941年中に戦力を増強しました。まず1941年4月18日にメッツ第4夜間航空団本部(Stab /NJG 4)が編成されました。
続けて1941年9月1日にシュレースヴィヒ第3夜間航空団第II飛行隊(II./NJG 3)が設立されました。

  • 第3夜間航空団第II飛行隊本部中隊(Stab II./NJG 3)は錬成駆逐大隊本部中隊(Ergänzungs-Zerstörergruppe)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第4中隊(4./NJG 3)は第2駆逐航空団第4中隊(4./ZG 2)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第5中隊(5./NJG 3)は錬成駆逐大隊第1中隊(1./Erg.ZGr.)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第6中隊(6./NJG 3)は錬成駆逐大隊第3中隊(3./Erg.ZGr.)から編成されました。

続いて1941年11月1日に第3夜間航空団第III飛行隊(III./NJG 3)が設立されました。

  • 第3夜間航空団第III飛行隊本部中隊(Stab III./NJG 3)は第76駆逐航空団第II飛行隊本部中隊(Stab II./ZG 76)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第7中隊(7./NJG 3)は第76駆逐航空団第4中隊(4./ZG 76)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第8中隊(8./NJG 3)は第76駆逐航空団第5中隊(5./ZG 76)から編成されました。
  • 第3夜間航空団第9中隊(9./NJG 3)は第76駆逐航空団第6中隊(6./ZG 76)から編成されました。

同じ1941年11月1日、第2夜間航空団第II飛行隊(II./NJG 2)は第4中隊(4./NJG 2)だけが編成されていましたが、第5中隊(5./NJG 2)と第6中隊(6./NJG 2)が補充されて、やっと1個飛行隊としての戦力が整いました。

  • 第2夜間航空団第II飛行隊本部中隊(Stab II./NJG 2)は新規編成されました。
  • 第2夜間航空団第5中隊(5./NJG 2)は第1夜間航空団第4中隊(4./NJG 1)から編成されました。
  • 第2夜間航空団第6中隊(6./NJG 2)は新規編成。(第1夜間航空団第6中隊(6./NJG 1)から編成された説もあり)

ドイツの航空部隊は航空団が基本的な戦闘単位ですが、実際には飛行隊ごとに作戦区に赴いて戦いました。従って同じ夜間航空団に属しながら、各飛行隊の基地が遠く離れているケースも珍しくはありませんでした。さらに飛行隊の中から、一部の中隊だけ別の基地で作戦する場合もありました。

また1941年8月10日にゼイスト夜間戦闘師団は、第XII航空軍団(XII. Fliegerkorps)に格上げされました。そしてその下に新しい夜間戦闘師団が置かれ、夜間航空団・通信部隊・照明部隊を統轄することになりました。この改編とともにカムフーバーは軍団司令官に昇進し、「ヒンメルベット」基地の増強や機上邀撃レーダーの実用化を促進させるのでした。

ヒンメルベット」はデンマークからオランダの海岸線に配置され、内陸部でもベルリンやルール地方などの重要都市の周辺にも配置され始めました。
ヒンメルベット」は最大1組の敵味方しか扱えない欠点のほかに、「ヴュルツブルク」のデータ誤差も問題がありました。「ヴュルツブルク」の精度は決して低くいものではありませんでしたが、「ヴュルツブルク」誤差と夜間戦闘機の航法誤差で、ほぼ正しい空域へ誘導しても誤差の補填を夜間戦闘機搭乗員の目視で補わなければなりませんでした。 サーチライトで捕まえてもらわない限り、よほどの好条件でなければ、初期の夜間邀撃と同じく夜空で敵機を発見することは困難でした。従って指揮室の「ゼーブルク」上で敵味方が接触しても、接敵できない連絡が夜間戦闘機から報告されることがしばしばありました。
この最大数キロ立方の誤差区域を埋められるのが、夜間航空団が待ち望む機上邀撃レーダーでした。

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投稿者:IMAGEDRIVE
公開日時:2009年3月22日 19:51 更新日時:2010年3月13日 21:05
URL:http://www.nachtjagd.org/history/1941/1941_04.shtml

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